直接目的、間接目的人称代名詞
<1>
・直接目的語は代名詞がある場合、普通は文中にありません。
・間接目的語は、間接目的人称代名詞がある場合も、文中に残しておくことができます。
・直接目的人称代名詞、間接目的人称代名詞がともに使われている文では、間接、直接の順に活用している動詞の前に置かれます。
・間接目的人称代名詞、直接目的人称代名詞がともに3人称のとき、間接目的人称代名詞はle, lesではなく、seになります。
例文:Se lo digo. 私はあなたにそれを言います。
digo: 言う←decir
<2>
・目的人称代名詞が、動詞の不定詞が使われている構文の中に出てきたとき。次の2通りの位置があります。
a) 活用している動詞の直前
b) 不定詞で表された動詞の後ろにつく(スペースを空けない)
・間接目的人称代名詞、直接目的人称代名詞がともに3人称のとき、間接目的人称代名詞はle, lesではなくseになります。
例文:Voy a decírselo. 私は彼にそれを言うつもりです。
decírselo:decír+se(間接目的人称代名詞)+lo(直接目的人称代名詞)
<不定詞があるときの目的格代名詞の位置>
不定詞があるときは、目的格代名詞は不定詞で表された動詞の後ろに続けて置く
1つ君に相談しないといけなくて。
Te tengo que consultar una cosa.
Tengo que consultarte una cosa.
ネコの世話をしてもらえる?
çMe puedes dudar al gato?
çPuedes cuidarme al gato?
<3>現在完了(1)
・直接目的語は代名詞がある場合、普通は文中に残りません。
・間接目的語は、間接目的人称代名詞がある場合でも、文中に残しておくことができます。
・直接目的人称代名詞、間接目的人称代名詞がともに使われている文では、間接、直接の順に活用している動詞の前に置かれます。
・decirは現在完了では不規則な活用をします。
例文:Te lo ha dicho el médico. お医者さんは君にそれを言いました。
médico: 医者
<4>現在完了(2)
・直接目的人称代名詞、間接目的人称代名詞がともに使われている文では、間接、直接の順に活用しているどうしの前に置かれます。
・間接目的人称代名詞、直接目的人称代名詞がともに3人称のとき、間接目的人称代名詞はle. les ではなくseになります。
例文:¿Se lo has dicho a Daniel ya? 君はダニエルに、もうそれを言いましたか?
<5>点過去
・直接目的人称代名詞、間接目的人称代名詞がともに使われている文では、間接、直接の順になります。
・decirは点過去では不規則な活用をします。
例文:Te lo dije. 私は君にそれを言いました。