エッセイ攻略法(2)
エッセイ攻略法の第二回は、2011年度第1回のエッセイ問題を題材にして、実際にどのように料理していくかを日本語で説明します。
まず、今回のエッセイのTOPICを確認しておきましょう。
TOPICは、「大学教育はみんなに必要か?賛成か、反対か?」でした。
Introduction, BODY, Conclusionに分けて、私が実際に書いた文を引用して説明していきます。
<Introduction>
・トピックに関する背景、出来事、ニュースなどでは、
私のエッセイでは、「最近、多くの若者は大学に進学するようになってきた。」としました。
・トピックに関する自分の見解を示すでは、
私のエッセイでは、「このエッセイでは、みんなに大学教育が必ずしも必要ではないということの理由を議論する。」としました。
<BODY>
BODYは3つありますが、いずれのBODYでも書くパターンは同じです。
・まず、各BODYの結論(トピックセンテンス)を1文で簡潔に書きます。
【重要】このトピックセンテンスでPOINTSを使って書きます。
・次に、最初の文をサポートする文(サポーティングアイデア)をいくつか書きます。
例えば、トピックセンテンスの例、原因、理由および結果などを2~3文程度書きます。しかしながら、時々、2~3文で終わらない時があります。その場合は、他のBODYのところで字数調整をします。
私のエッセイでは、
(BODY1)
トピックセンテンス:理由の1つには、大学に進学するには、お金がかかるからである。
サポーティングアイデア:国立大学は確かに私立大学よりは学費が安い。でも、国立大学でも依然として学費は高い。
(BODY2)
トピックセンテンス:2つめの理由は、人にはそれぞれの個人の目標があるからである。
サポーティングアイデア:例えば、親が家業をしている若者は、小さい時から、親の仕事の手伝いをしてきている。もし、大学まで卒業してから家業を継ぐとすると、時間が無駄である。大学では必ずしも仕事にすぐ役に立つことを学ぶとは限らない。
(BODY3)
トピックセンテンス:さらに、すべての高校のカリキュラムが大学進学向けではないからである。
サポーティングアイデア:高等学校には、大学進学向けのカリキュラム、工業や商業などの職業に就くためのカリキュラムがあり、多岐に渡る。もし、すべての高校のカリキュラムを大学進学向けにした場合、これらの多様性を損ねる。
<Conclusion>
自分の見解の結論:結論として、このような理由で大学教育がすべての人に必ずしも必要ではない。
実際の試験では、ここまでで、1行半程度の空白ができたので、最後の1文として、「しかしながら、有名な人の中には、大学などの高等教育を経験していない人もいる。」
としました。
次回は、日本語で書いたエッセイを英語にして書いてみます。