第1次試験直前対策 全体
第1次試験直前対策の1回目は、全体を通して確認しておきたいことをお話したいと思います。
まずは、合格基準点の確認からです。
<合格基準点>
英語の合格基準点は、おおむね70点です。この前提として平均点が60点の場合です。
一方、日本地理、日本歴史、一般常識の合格点は、それぞれ60点くらいです。この前提として、平均点が60点の場合です。
すなわち、この3科目にでは、全受験生(外国人受験生を含む)の平均点を取れば合格です。
正式には、平均点を60点とすると、合格基準点は60点とありますが、今までの試験結果を見ますと、難しかった科目は、50点を下回っても合格になっています。この場合、平均点も50点を下回っていたということになります。
したがって、この3科目のうち不得意科目は、合格基準点より若干上回る程度に準備しましょう。
得意科目は、余裕で合格できるはずです。
英語の試験が一番の難関ですので、得意科目はさらりと最終チェックをし、空いた時間を英語に費やすことが賢明です。
できるだけ、英語を重点において準備しましょう。
では、これから試験日までどう勉強をしていくかということついてお話をします。
<できるだけ英語の準備に時間を割きましょう>
日本地理、日本歴史、一般常識の3科目のうち得意科目(過去問で合格基準点を上回った科目)は、思い切って勉強はしなくても大丈夫だと考えています。その分の時間を英語につぎ込みましょう。
私の場合は、日本地理は得意科目でしたので、直前には自製ノートをぱらぱらめくっていた程度でした。
日本地理・歴史・一般常識は、平均点で合格なのです。
次に、<英語筆記試験>と<日本地理、歴史および一般常識>に分けて大まかに、試験日までどう準備をするとよいかをお話します。
<英語筆記試験>
①時事・ガイド用語
絶対に出題されますので、直前まで紙に書いてスペルも確認しましょう。
過去に、スペルミスで悔しい思いをしたことがあります。
本番で15問を取るつもりで。
この時事・ガイド用語の15問で合否が分かれます。
②英単語
下線部訳、和訳問題および要約問題で楽に解答できるように、今まで覚えた英単語を確認しておきましょう。
③日本事情関連英作文
本試験で、1問出題されますので、今までやってきた教材やノートなどで一通り確認しておきましょう。
④不得意問題
私の場合は、不得意問題は要約問題でしたので、CELの模擬試験や授業でやった要約問題の解き方を何度も確認していました。
<日本地理、歴史および一般常識>
①過去問
過去問は必ずやっておきましょう。
②不得意科目だけにしぼる
時間的にこの3科目を勉強するのはできないので、不得意科目だけにしぼって学習しましょう。
私の場合は、不得意な歴史にしぼって詰め込みました。
③一般常識
あまり時間をかけずに、いままでやってきた教材やノートの確認程度にしておきましょう。
最新の経済データ(日本のGDP、負債総額、特殊出生率、高齢者率、失業率など)も押さえておきましょう。
これからの時期、新しいものには手を出さず、いままでやってきた事柄を中心に仕上げをされたらと思います。