豆知識
9. 日本の建国はいつ?
「日本の建国はいつ?」という質問にどう答えますか?
「こんなのあたりまえじゃない。建国記念の日の2月11日だよ。」とたいていの人が答えるでしょう。
では、「この建国記念の日の根拠は何?」と聞けれたらどう答えますか?
その答えに困った人のために、この本を読むことをお勧めします。
それは、「日本人はなぜ日本のことを知らないのか」という本です。
Kindle版もあります。
通訳ガイド試験準備の時、建国記念の日を2月11日に制定した理由は、
「初代天皇である神武天皇の即位日が建国の日だと伝説で伝えられてきたから」
だと学習しました。
この本では、日本書紀や古事記に書かれていることから調査すると、新暦の2月11日が、神武天皇の即位日であり、それを建国の日としているとのことです。
文字がない時代では、伝説で伝えるしかな手段がなく、それらの伝説をまとめて書いたものが日本最古の書物である日本書記や古事記ということです。
もっとこの事柄に関して理解を深めるには、「日本書記」や「古事記」を一度は読んでおかなくてはならないと感じました。
通訳ガイドの方は、是非とも一度、二度目を通して、日本の建国に関してちゃんと説明できるようにしたいものです。
実際、無料ガイドデーの時に、長ーい歴史のある日本に魅力を感じて日本にいらっしゃる外国人観光客に遭遇したこともあるので、その場合に、この知識が役に立つだろうと思いました。
さらに、日本人であれば、当然、知っておくべきものだとも思います。
不思議なことに、中学、高校の歴史で、日本の建国については学習していませんので、この際に学習しておきたいものです。
以下の本も併せて、目を通すとよいと思います。
8. 羽田空港 ターミナル間無料シャトルバス利用の注意点
ターミナル間の無料シャトルを利用する際の注意点についてお話をしたいと思います。
まず、このシャトルバスには、2種類あるということです。
それは、
1.国際線ターミナル→国内線第2ターミナル→国内線第1ターミナルの順に廻るバス
2.国内線第1ターミナルと国内線第2ターミナル間のみを廻るバス
の2種類です。
国際線ターミナルから無料シャトルバスに乗ると確実に、国内線の2つのターミナルに行くことができますが、国内線のターミナルからは、国際線ターミナルに行くバスに乗らないと永遠に国際線ターミナルに行くことができないということです。
私も、国内線第1ターミナルからバスに乗って、第2ターミナルに行こうとバスに乗ると、たまたま、国際線ターミナルを経由せずに、運良く、直接、第2ターミナルに行くことができました。
バスに乗る前には、国際線ターミナルを一旦行ってから第2ターミナルに行くと思っていたので意外でした。
その後、よーく調べてみると、この2種類の無料シャトルバスがあることがわかりました。
バスは、この写真のようなバスと、京急の路線バスが使われていました。
無料シャトルバスの種類は、
・国内線ターミナル間の無料シャトルは基本的には白いバス
・国際線ターミナルにも行く無料シャトルは、薄緑色のバスと京急の路線バス
の2種類があります。
2種類のバスがあることを説明している案内図がありました。
左側の説明が、国際線ターミナルまで行くバス
中央の説明が、国際線ターミナル間のバス
右の説明が、国際線ターミナル間は歩いても行けるというもの
この2種類の無料シャトルバスで、すべてのターミナルを見学したり、ごはんを食べたりしてはいかがですか?
7. 「幕の内弁当」現象とその概念
幕の内弁当は、いろいろなおかずなどが入っている弁当で、駅などで駅弁としても売られていますね。
そのいろいろな種類のおかずやご飯の入った幕の内弁当には、日本料理の特徴が現れています。
日本料理は、舌でも味わえ、目でも楽しめるとよく言われますが、幕の内弁当にもその特徴があります。
そもそも、幕の内弁当は、歌舞伎の幕の間に食べる弁当でありました。
いろいろなおかずやご飯が詰め込められた幕の内弁当ですが、それに非常に似た現象が、日本製の電気製品、携帯電話、スマートフォン、パソコンにも現れています。
・電気製品
シンガポールの電力事情でも書きました非常用電灯が、日本で売られるのは、電灯の機能以外にラジオ、サイレン、手回し発電機、携帯電話の充電などの機能が詰み込められています。
例えば、この商品、発電式ラジオライトです。
これが、シンガポールで売られていた非常用電灯、充電したバッテリーで蛍光灯が点灯。
非常にシンプル。
昔、ビデオデッキなどで、多機能のものが売られていた時代がありましたね。
まさに、「幕の内弁当」現象やその概念を取り入れた商品となっています。
・携帯電話とスマートフォン
日本製の携帯電話やスマートフォンでは、なんでもかんでもいろいろな機能が詰め込められています。
カメラは当然のように付いており、防水、Bluetooth、おサイフ、ワンセグ、赤外線などの機能がいっぱい詰め込められています。
カメラ機能は、今では、iPhoneなどの外国製にも備えられているので、世界的にも市民権を得ていますが、その他の機能はどうでしょうか?
こんなにいっぱい機能があっても、使いこなせる人がどれだけいるでしょうか?
これら日本製の携帯電話やスマートフォンも、まさに「幕の内弁当」現象やその概念を取り入れた商品となっています。
・パソコン
パソコンの中でも、一体型パソコンにも、「幕の内弁当」現象やその概念が見られます。
一体型パソコンは、、地上/BS/110度CSデジタル対応のダブルチューナーを搭載しており、それらのテレビを見ることができ、家庭用ゲーム機やレコーダーなどを接続可能です。
パソコンの画面を使ってゲーム、テレビ、DVD、テレビの録画などいろいろ楽しめる商品です。
これも、こんなにテレビ見れてどうするのか?という疑問がでます。
また、このようなパソコンを机において、テレビを見る人はいるのかというのも疑問です。
「幕の内弁当」現象やその概念とは、ある物に何でもかんでも詰めてコンパクトにすることです。
この「幕の内弁当」現象は、日本独特のものと言ってよいのではないでしょうか?
みなさんも、この現象や概念が見られる商品を探してみるのも面白いと思います。
6. 天皇陛下
2011年3月11日の大震災直後の東京電力管内の地域で停電の際には、皇居では天皇の意向で自主停電をされていたようです。
さらに、当時、那須の御用邸の温泉を被災者に提供されました。
それら天皇皇后の意向や行動などから、なぜこんなにも被災者のことを考えてくださっているのだろうか?と疑問に思っていました。
その疑問が解けました。
「日本はなぜ世界でいちばん人気があるのか」という本にそれがありました。
P188に、
「では、なぜ天皇は国民一人ひとりのお幸せお祈りになるのか。それは、天皇にとって最も大切なものは、国民だからである。」
「他の国にない日本の特徴の最たるものは、天皇と国民の絆ではなかろうか。天皇と国民は、何をもってしても絶対に断ち切ることのできない、強靱な絆によって結ばれている。
「日本人全体を一族と考えたら、皇室は日本人の宗家ともいえる存在で、天皇はその家長にあたると考えたら分かりやすいだろう。天皇と国民の関係を譬えるなら、親と子の関係に似ている」
さらに、P189には、
「そして、天皇と国民の絆は、国が混乱し、または大きな国難に出遭うたびに強くなってきた。」
と、書かれています。
最後の引用文は、まさに、東日本大震災後の現在の状況に合致するのではないでしょうか?
天皇は国民を我が子のように思い、国民との強い絆があるからこそ、被災地や被災者などの幸せを思い、皇居の自主停電、那須の御用邸の温泉、そして、今回の宮城県のご訪問をされたのだと理解できました。
来月には、岩手県と福島県にもご訪問される予定のようです。
もうちょっと、話を突っ込むと、総理大臣は、国会で指名を受け、その後、天皇の任命があって初めて、正式に総理大臣となります。
そこで、今回の震災の対応など総理大臣の不手際があった場合、皇居に呼ばれて、天皇からお叱りを受けることはないのだろうか?と疑問に思いました。
天皇の任命責任はいかに?
歴史的には、そういう場面もあったように記憶していますが、どうでしょうか?
5. 日本はなぜ世界でいちばん人気があるのか?
突然ですが、ある本をご紹介します。
それは、「日本は世界でいちばん人気があるのか」(PHP新書) 竹田恒泰著 です。
その中では、日本は、世界でいちばん好かれている国であり、日本のパスポートがよく盗難にあるのは、渡航できる国が一番多いからだと書かれている。
2011年3月11日の大災害直後、各国の救助隊と支援の申し出が多かったのも、これを読めばうなずけることでしょう。
この本を読んで、日本人として生まれたことに誇りを持てると確信しています。
4. 還暦って何?
還暦は、60歳のことを指すのは、みなさんご存じだと思いますが、還暦っていったいなんだろうと疑問の方も多いかと思います。
今日は、還暦に関連して、十干十二支について考えたいと思います。
還暦とは、一言で言って、この十干十二支が一巡するのにかかる年数のことです。
一巡するのに60年かかるのです。
では、この十干十二支とは、
十二支は、皆さんご存じだと思います。
そう、子丑寅卯辰巳午未申酉戌亥で12年で一回りとすると、現代でも日本人の生活になじんでいます。
また、月だけでなく、年や日、時間、また方位にも割り当てられていました。
十干の方は、あまりなじみのない方も多いと思います。
私もそうです。
五行説の木、火、土、金、水がそれぞれ兄(陽)と弟(陰)に分かれて十干になります。
五行説とは、古代の中国の思想で世の中はすべて「木」、「火」、「土」、「金」、「水」の5つからなるという思想である。また、木は燃えて火を作り、火は灰から土を作る、土は金を作り、金から水ができる、そして水は木を育てる。というものです。
その五行説のそれぞれに兄(陽)と弟(陰)に分かれます。
木の兄が「きのえ」と呼び、木の弟が「きのと」と呼びます。
同じようにして、火の兄(ひのえ)、火の弟(かのと)、土の兄(つちのえ)、土の弟(つちのと)、金の兄(かのえ)、金の弟(かのと)、水の兄(みずのえ)、水の弟(みずのと)となります。
さらに、木の兄から水の弟までを、甲乙丙丁戊己庚辛壬癸に割り当てると、十干になります。
次に、この十干と十二支に合わせます。
兄(陽)を十二支の奇数番目に割り当て、弟(陰)を十二支の偶数番目に割り当てると、
甲子、乙丑、.............................................癸亥
となり、60年で一周期になります。
これが、還暦の正体です。
また、「今年の干支は?」とよく聞きますが、この干支(えと)は兄(え)と弟(と)で「えと」となることが由来らしいです。
私が生まれた年は、「乙巳」です。その翌年が、「丙午」で、あまりよくないことは知られていますね。
<英語表現>
十干: the 10 calendar signs, Celestial stem
十二支: Chinese zodiac
十干十二支: the sexagenary cycle
還暦: the anniversary for the 60-year-old
参考web:http://homepage1.nifty.com/gyouseinet/calendar/10kan12shi.htm
3. 日本酒
まず、日本酒に関するクイズから始めます。
一般的に日本酒には何種類ありますでしょうか?
答えは6種類です。
大きく分けると、アルコール無添加(純米)とアルコール添加の2つです。
アルコール無添加には、純米大吟醸酒、純米吟醸酒および、純米酒。
アルコール添加には、大吟醸酒、吟醸酒、本醸造酒。
これらの日本酒を詳しく見ていきます。
<アルコール無添加>
原料は、米、水、麹のみ
1.純米大吟醸酒
精米歩合:50%以下
最高峰の日本酒
一般的に、軽く味が深く香りが豊か
2.純米吟醸酒
精米歩合:60%以下
低温度で長時間発酵させてある
口当たりが軽く、風味が強く洗練された味
3.純米酒
精米歩合:70%以下
味は、豊かで素直
混ざり味がなく味のバランスに優れる
特別純米酒は、単に精米歩合がこれより低いか特別米を原料としている
<アルコール添加>
原料は、米、水、麹および純蒸留アルコール(醸造用アルコール)
4.大吟醸酒
精米歩合:50%以下
最高峰の日本酒
一般的に、軽く味が深く香りが豊か
5.吟醸酒
精米歩合:60%以下
低温度で長時間発酵させてある
口当たりが軽く、風味が強く芳醇で、洗練された味
6.本醸造酒
精米歩合:70%以下
口当たりが軽く、香りもまろやかで飲みやすい
特別本醸造酒は、単に精米歩合がこれより低いか特別米を原料としている
要するに、精米歩合の低い日本酒は手間がかかって高級ということです。
日本酒を買う時は、ラベルに書かれている精米歩合と醸造アルコール添加/無添加を確認して買いましょう。
精米歩合の差はあまりわからないと思いますので、いろいろな日本酒を楽しんではいかがでしょうか?
<用語解説>
・精米歩合
原料である米を研ぐが、研ぐ前の米(玄米)の重量に対する研いだ後の米の重量の割合こと
精米歩合の値が高いほど、米を研いでいる
米を研げば研ぐほど、あざやかな香りと、高級な味がする
米の表層に近い部分は、苦みの元になる物質が存在する
<英語表現>
・日本酒: fermented alcoholic beverage
・精米歩合: remaining rate of rice after polished
・発酵させる: ferment
2. たたむ文化
2011年2月20日付日経新聞の付録であるNIKKEI MAGAZINEに「たたむ文化」についての記事があったので、私の意見も併せて、ご紹介します。
この記事は、通訳ガイドの方、勉強中の方にとって興味深い記事だと思います。
「たたむ文化」を一言で言って、日本独特の文化の一つと言って良いと思います。
日常生活では、洗濯物をたたむとか、布団をたたむとかの表現で「たたむ文化」が現れています。
なぜ、日本に「たたむ文化」ができたかというと、理由は3つで、
1.四季があるから
・季節によって自然の色合いも風景も変わる。季節の景色に合わせて、家具を出したり、たたんでしまったりしてきた。
2.日本家屋が狭い
・調度替えで使わなくなった家具をしまうには、たたんで小さくする必要がある。
3.日本人の「座る」生活
・畳の上で暮らす日本の生活は「平面的」。だからこそ、平面構成で、しかもたたんでしまえる着物のような衣類が生まれた。
表情豊かな季節・日本の住環境と「たたむ文化」は密接な関係があるということです。
先述の洗濯物をたたむや布団をたたむ以外に、たたむという表現を書き出すと
・店をたたむ
・ちゃぶ台をたたむ
・座椅子をたたむ
・びょうぶをたたむ
・扇子をたたむ
・網戸や雨戸もたためる外壁
などです。
現代において、「たたむ文化」が現れている機器として、
・日本の折りたたみ式携帯電話
海外では、日本ほど折りたたみ式の携帯電話は普及していないらしい。
折りたたみ式が人気なのは、携帯性を犠牲にせずに液晶やテンキーを大きくできるため、ネットやメールを積極的に活用できる日本人の使い方に合っている。
しかしながら、昨今では、スマートフォン(Smart Phone)が世界的に普及しつつ、日本でも例外ではない状況となりつつあります。
スマートフォンでは、液晶ディスプレイとキーが共用となり、メニューの数に応じて画面枚数が確保される構成となっています。
折りたたみ式携帯電話が機械的な折りたたみ式と考えると、スマートフォンは、ソフト的な折りたたみ式と考えることができそうです。
・ノートパソコン
日本のノートパソコンの普及は世界的に見ても早く、構成率も高いらしい。
やはり、理由としては、大きいデスクトップよりも狭い日本の家屋には、ノートパソコンが都合がよいのだろうと推測しています。
があります。
また、「たたむ」という言葉には、「終わりにする」という意味が含まれています。
例えば、携帯電話やノートパソコンなどを終わるときにたたんで終わりにする。
「店をたたむ」という表現は、「店を終わり」にする(廃業にする)ということです。
最後に英語で「たたむ」という表現について考えてみたいと思います。
時事・ガイド用語では、
・屏風:folding screen
・扇子:folding fan
・折りたたみ型携帯電話:folding cellular phone
という感じで、「折りたたみ式」をfoldingで表現できます。
動詞として使う場合も、foldが使えます。
「店をたたむ」は、to close the store と表現できます。
この場合の「たたむ」は、closeで表現できます。
今後、日本語で「たたむ」という表現がでてきたら、英語でどう表現するかを考えてみるのも面白そうですね。
1. 本格焼酎と泡盛
2010年11月1日に、日経新聞に「本格焼酎と泡盛」についての記事がありました。
11月1日は、本格焼酎・泡盛の日ということです。
そこで、通訳ガイドとしては、その記事の中に、興味深い話もあったので、紹介したいと思います。
まず、焼酎と泡盛は、蒸留酒です。これ基本です。
焼酎には、複式蒸留焼酎と単式蒸留焼酎の2種類があります。
複式蒸留焼酎とは、法令で定められたアルコール含有量を連続式蒸留機で蒸留した酒類で、アルコール度数36度未満のもの。いわゆる甲種焼酎。
ホワイトリッカーに代表されるように無味に近い
単式蒸留焼酎とは、法令で定める原料のアルコールが含有物を単式蒸留機で蒸留した酒類で、アルコール度数45度以下のもの。原料の風味を残すのが特徴。いわゆる乙種焼酎。
本格焼酎は、単式蒸留焼酎の中でも、添加物を加えていないもの。
沖縄の焼酎である泡盛は、単式蒸留焼酎の中でも、黒麹菌を用いた米麹と水のみを使用した沖縄産の焼酎のことをいう。
さらに、蒸留するときの圧力によって、常圧蒸留と減圧蒸留の2つの蒸留法があります。
常圧蒸留とは、伝統的な蒸留方法で、本格焼酎・泡盛の元となるもろみに高温の蒸気を当て90~100度に沸騰させアルコール分や微量成分を気化させて取り出す方法。
減圧蒸留とは、1975年頃に登場した蒸留方法で蒸留機内の気圧を下げ、40~50度の低い温度で蒸留する方法。そのため、ソフトで軽やかな味わいに仕上げる。
本格焼酎と泡盛の特徴は、食事と一緒に楽しむ世界でも珍しい蒸留酒だそうだ。
飲み方では、例えば、沖縄ではうっちん茶やシークアーサー、東京では、緑茶やウーロン茶で割る場合は、基本蒸留の本格焼酎・泡盛がよいとのこと。常圧蒸留のものは、そのまま風味を楽しみながら食事と合わせる方が、お互いの良さが引き立つ。
最後に用語の確認をします。
焼酎:distilled alcoholic beverage
泡盛:awamori, or distilled alcoholic beverage made in Okinawa
単式蒸留:single distillation
複式蒸留:multiple distillation
常圧蒸留:atmospheric distillation
減圧蒸留:vacuum distillation
黒麹菌:Aspergillus awamori
以上ですが、これで焼酎や泡盛に関する知識が身につきました。